こんにゃく図鑑

こんにゃく豆知識1

【こんにゃく芋】

1人前になるには、2~3年かかる。

【こんにゃく畑】

 
 

【収穫のようす】

こんにゃく芋は低温に弱く、1人前になるまで、秋に収穫、保管、春に植え付けを繰り返す。

こんにゃく豆知識2

かつては、富岡市や甘楽郡などの群馬県西部地域がこんにゃくの代表産地だったが、現在は、群馬県北部の渋川市、昭和村が最大の産地となっている。

野菜とこんにゃくの畑が広がる昭和村の風景

こんにゃく豆知識3

【こんにゃくの作り方】

生芋こんにゃく

昔からの作り方として、こんにゃく芋を生のまますり下ろしたものを使うか、又はゆでてミキサーにかけたものに凝固剤(炭酸ソーダや消石灰)を混ぜて固めます。そのままではアクが強いため、湯がくなどしてアクを取り除きます。

一般的なこんにゃく

今では、こんにゃくの粉(精粉)を使ってつくるこんにゃくが主流となっています。精粉は、こんにゃく芋を薄く切って乾燥させ、細かい粉に加工したものです。精粉にする技術のおかげで、1年中こんにゃくを製造することができます。

【いろいろなこんにゃく】

色の違い

こんにゃくには黒いタイプと白いタイプがあります。こんにゃく芋の精粉(せいこ)を使うと白いこんにゃくになり、生芋を使った場合は芋の皮が入ってしまうため、黒っぽくなります。最近の黒こんにゃくは、精粉を使ったものが多いのですが、昔からの作り方を見慣れている地方では白いこんにゃくがあまり好まれなかったため、生芋から作るこんにゃくに似せるように、アラメやヒジキなどの海藻の粉末で色をつける場合が多いようです。

こんにゃく豆知識4

色々なタイプのこんにゃく

板こんにゃく

製造時に板で整形して固めたもの。料理の用途に合った切り方ができます。関西などでは黒板こんにゃくのほうが好まれ、昔からこんにゃく芋が作られていない東北や北海道では白板こんにゃくが好まれます。

玉こんにゃく

型などを使って成形しないで、丸めてゆでて作ったこんにゃく。板こんにゃくと同様に白こんにゃく、黒こんにゃくのほかに、とうがらしやのり、ごまなどを加えたカラフルな種類もあり、そのまま煮物やおでんに加えると料理のアクセントとしての効果もあります。

つきこんにゃく

板こんにゃくをところてんのように押し出したもの。ほどよいこんにゃくの食感を残しながらも、他の食材と組み合わせしやすい、味が早くなじみやすいなどの利点があり、炒め物に向いています。

さしみこんにゃく

他のこんにゃくよりも水分が多く、そのまま食べられるタイプ。ゆずやごま、のりなどで風味をつけたもの、板状のほかにソーメン状のものもあります。本物の刺し身のように、酢じょうゆやわさびじょうゆなどをつけて食べるほか、サラダやマリネ、あえ物などに向いています。

江戸時代の頃は、しらたきと呼ぶのは主に関東で、関西では板こんにゃくを細く切ったものを糸こんにゃくと呼んでいたそうです。現在は関西でも細い穴に通して造っていますが、昔のなごりからか糸こんにゃくと呼ぶことが多く、また糸こんにゃくをより細くしたものをしらたきと区別する場合もあります。
糸こんにゃく

こんにゃくがまだ固まる前の糊状のときに細い穴に通しながらゆで、糸のように細いひも状にしたもの。精粉から作るものは、まるで白糸の滝のようなので、「しらたき」とも呼ばれています。短時間で味がなじむため、すき焼きやあえ物に向いています。

粒こんにゃく

小さな粒状に加工したこんにゃく。ごはん粒とほぼ同じ大きさのため、ごはんに混ぜて炊くことでごはんのカサを増してダイエットに役立つほか、くせのない味とプチプチとした食感を生かしてデザート菓子などにも大いに利用できます。さまざまな料理にアレンジしやすいのが特徴です。

最近のこんにゃくは形や色、固さの違うバリエーションに富んだ製品のほかに、こんにゃく芋の原料の段階からアクの原因となる不純物を取り除く技術によって、アクのほとんど出ないタイプも登場しています。アクが出ないということは、下ごしらえをしなくてもおいしく食べられるので、忙しい人や、こんにゃくの臭いが気になっていた人には特におすすめです。

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